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貧乏貴族の俺が貴族学園随一の麗しき公爵令嬢と偽装婚約したら、なぜか溺愛してくるようになった。2
著者:ななよ廻る イラスト:ちらしま
学園のお祭り、その準備中――はじめての青春はお酒のように楽しく、よく回る
山岳地帯にある貴族の学園に雪が降り始める中、俺はモヤモヤしていた。
――私は君のことが好きだ
ユーリから好意を伝えられたが、その告白なんてなかったかのように振る舞われて返事の機会を失っていた。
かといって、こっちから蒸し返そうにも、その好意にどう向き合うべきか答えは出ていない。
好きか嫌いか。
気持ち次第。ただそれだけが難しく、悩ましい日々が続いていると、ユーリが風邪を引いてしまう。
『絶対に見舞いに来い』
なんて、言付けを送りつけたユーリは女子寮のベッドの中。
ちょっとユーリさん? 男子禁制なんだけどわかってる?
どうあれ“旦那様”として振り回される日々は変わらず、そこにクラネル殿下から学園のお祭り――鉱輝祭(こうきさい)の出展側に回るようお願いされて……俺の平穏は雪に埋もれてしまったらしい。
【電子書籍2巻限定SS】『[後日談]再びの帰省と、恋人のやり取りに貞淑な淑女のように俺の妻は恥ずかしがる』掲載!
※この作品は小説投稿サイトにて掲載している小説を加筆修正したものとなります。
発売日:2025年12月31日予定
定価:本体454円+税
出版:個人
レーベル:ななよ廻る文庫
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